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今年の尾瀬ヶ原は完全なる異常でした。映像からも判断できますが主役のニッコウキスゲが例年だと満開のはずが何と一本も見れなかったのは残念でした。なるほど、2泊目の東電小屋で夕食の後、管理人さんの90分に
わたる尾瀬の歴史、雪害対策、そして動植物のスライド解説の中『参加者30名』、今年の尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは花芽が深刻なシカの食害で花が咲く前に全滅してしまったと聞いていたからでした。以前、新聞等で近年のシカは県内あちこちで大繁殖し、植生に対し大きな問題になっていることは周知してたが、これほどひどいのは予想外でした。しかるに、来年がどうなるか危惧するところです。
※映像の黄色部はキンコウカで例年ならこの時期まだかなりのニッコウキスゲが。ロビールームからは解説中の管理人さんが日没前、至仏山がこれほど焼けるのは珍しいと言われ室内から無理やり撮った一枚です。
※3日目の正午、余裕で鳩待峠に帰還中、土曜日でもあり上からは途切れなく大勢のハイカーが降りていったが主役のキスゲが見れないよとは言えず気が引けた。
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